ひろきちのブログ

読書の備忘録として活用しています。

問題解決手法の大枠をまとめてみました

問題解決スキル

VUCAの時代と言われる現在は、不確実性が高く、複雑であり将来の予想などできない時代となっています。そのような中、ビジョンを掲げそこに向かって進んでいくことは大切なことです。今回、ビジョンより下のレイヤーである、戦略などを作るときに必ず必要となる「問題解決スキル」の大枠をまとめてみたいと思います。

問題解決は戦略策定のような大きなことから、毎日の日々の中で発生する些細なことまで、あらゆる場面で実践できる、ビジネスパーソンにとって必須スキルと言えます。

 

そして、常に問題解決にチャレンジすることは自分自身の成長にも直結します。なぜなら解決のために学んだ知識や、経験が蓄積されていくからです。問題解決に関わった分だけ幅が広がり、ますます多くの問題解決に携われるようになります。

 

 

ビジネスとは

ビジネスとは?ということで私なりの定義は、“私は、「誰の」「どんな問題を解決するか」”です。顧客の問題解決のお手伝い(=提供価値)をしたことに対しての、対価が価格だと考えています。つまり、ビジネスとは問題解決の連続なのです。

簡単に言うと、「困っている人のお役に立つ」ということです。問題解決をこのように捉えると身近になります。「ありがとう」と言ってもらえる毎日が実現できると思うと、非常にワクワクしたものになります。

次に、問題解決の大枠をまとめてみました。

 

問題解決方法

問題解決をしたいがどこから始めればよいか分からない!と以前の私は感じていました。

ということで、問題解決のステップの大枠が次のスライドです。

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  1. 問題の特定 

    第一ステップが問題の特定です。現在発生している問題は、どこで起きているのか特定をしていきます。このステップで有効なのがロジックツリーです。ロジックツリーを活用し、問題を要素分解していき、問題を絞り込んでいきます。ロジックツリーを用いるときは、MECEであるか気をつけます。 

  2. 原因の追究 

    第ニステップが、特定した問題の原因を深掘りしていきます。特定した問題を中心に「なぜ?」の繰り返しや、フィッシュボーンなどの活用により、真因の把握に努めます。

  3. 対策の立案 

    第三ステップが対策の立案です。ここまでのステップで問題を起こしている真因を掴んでいます。問題解決は真因を解決しなければ意味がありません。この真因を解決するための方法をHowツリーなどで立案します。ここで陥りやすいのが、対策を“過去の成功体験”や“思いつき”で作ることです。どうしても、以前こういうやり方でうまっくいったと考えがちです。気をつけたいものです。

  4. 対策の実行 

    第四ステップが対策の実行です。一番難しいのが実行です。一生懸命解決策を考えても実行しなければ、絵に描いた餅です。行動なくして解決はありません。具体的な行動に移せるようなアクションプランの作成が必要です。

 

問題解決はハードルが高そう

とは言っても、問題解決はこんなに単純なものではありません。現実はもっと複雑なものばかりです。そもそもの課題の設定スキルが必要などの声も聞こえてきます。今回はあくまで大枠をまとめたものであり、問題解決を身近に感じてもらいたいと思っています。小さな問題でも、問題の特定→原因の把握→対策の立案→対策の実行、そして振り返りというサイクルを回し、成功体験を積んでいきたいものです。

 

頼りにされる人材になろう

問題解決スキルはビジネスパーソンにとって必須スキルです。問題解決に関する多くの書籍も出ています。インプットしたことをアウトプットし続けていき、自分なりの問題解決ステップを身につけて、頼りにされる人材になりたいものです。