図解!“メモの魔力”
目的
自分の中で「考えること」とは、「書くこと」と定義している。その「書く」に関して、様々な人の考え方やHowに触れることで、自分自身の「考える=書く」のアップデートをしていきたい。今回は中でも、ベストセラーであるメモの魔力を再読。
内容
メモには二種類の機能がある。一つ目が「記録」。そして二つ目が「知的生産」。本書では「知的生産」にフォーカスし、前田氏の経験談を踏まえながら深掘りをしていく。
メモをすることで4つの魔力(=効果)が得られる。
本書のキーワードは「抽象化」であり、抽象化は、2.アイデアを生みだすの部分で活用する。
メモで向上する5つのスキル
1.知的生産性
アイデアを生み出せる
2.情報獲得の伝導率
情報を素通りしなくなる
3.傾聴能力
相手の「より深い話」を聞き出せる
4.構造化能力
話の骨組みが分かるようになる
5.言語化能力
曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる
How to メモ
そして上記のスキルアップができる、メモの方法が、
ファクト→抽象化→転用
この方法で日常全てをアイデアに変えていく。
抽象化
抽象化は人間に与えられた最大の武器であり、What、How、Whyの3類型に分けられる。抽象化とは本質を考えることであり、抽象化により再現性、汎用性が生まれる。
「世の中でヒットしているもの」「自分の琴線に触れるもの」「顧客からの要望」「社会で起きている問題や課題」などをWhyで抽象化していく。
感想
上記抽象化の後には、自己分析の部分に入っていく。とことん自分を知ることで価値観などが深掘りでき、人生を生きていく上でのコンパスが見つかるのには納得。改めて自分自身に向き合ってみたいと感じた。
最近よく、見聞きするのが「抽象化」。「具体」と「抽象化」を行き来することで本質が見えてくる。そしてアナロジーにより転用する。このスキルはトレーニングにより鍛えらる。本書の中にあった、抽象化ゲームはぜひやっていきたい。
書くことに向き合っている自分にとって気づきの多いおススメの1冊。
アクションプラン
- ファクト→抽象→転用の実践。前田式ノート活用の採用
- ビジョンの再構築
- 書くを継続