まんがでわかる 99%の人がしていない たった1%のコツ
#読書メモ
目的
自分自身の働き方とのギャップを見つけ、より生産性の高い仕事ができようにする。
サマリー
仕事のコツを、次の4つの分野で解説。1.報連相、2.コミュニケーション、3.チームワーク、4.会議。主人公の白石一美が35個のコツの習得により成長していくストーリー。
アクションプラン
- 流れるように説明する
- 自ら限界を作らない
- 課題と懸念事項は分けて考える
感想・気づき
まんがでわるシリーズは本当にあっという間に、短時間で読めるにもかかわらず、一つ以上の気づきを与えてくれる。最近の読書はビジネス書中心の同類のテーマを読むのが多くなっている。筆者の主張には共通なものがある。例えば、「会議」では目的や終了条件の確認など。別々の本で、同じ主張をしていることは、重要であると言える。また、重要なことを何度も目にすることで私の記憶に定着し、行動ができるようになる。
コツ
1.自ら限界を作らない
2.自信があるようにふるまう
3.聞かれたことに答える
4.流れるように説明する
5.「とりあえず」ではなく、「まず」と言ってみる
6.エレベーターブリーフィングを実践する
7.コンプリ―テッドスタッフワークを追求する(次に進められるカタチまでに整理)
8.早め早めのチェックを受ける
9.メモは行動につながる。キーワードのみにする
10.オフィスでは真ん中を歩く
11.名前を覚える
12.相手のプロフィールに興味を持つ
13.すぐメールする
14.必要以上に摩擦を恐れない
15.自分の思考のクセを知る
16.簡単なことから習慣化する
17.チームの発展step「4つのH」を理解する
18.人には「動いていただく」もの
19.相手が大切にしているものを知る
20.情報は整理してから伝える
21.任せる勇気を持つ
22.手が届くフライ球は自分が捕る
23.「あいつ使えない」は敗北宣言と考える
24.最後は「やれることしかできない」と考える
25.会議の趣旨を明確にする
26.会議後のアクションはその場で決める
27.会議1/8の法則
28.シナリオを考え時間を区切る
29.ホワイトボードを使う
30.席順に配慮する
31.会議をコントールする
32.根回しをする
33.議事録は当日出す
34.課題と懸念事象は分けて考える
35.ピンチのときこそ教科書に立ち返る
マンガでわかる ファシル技術
#読書メモ
目的
今後会議が増えることが予想されており、決めごとも多くなる。その会議で私は、ファシリテーターの役割を担う必要が出てくる。ファシリテーターのアクションの再確認が目的。
サマリー
主人公三上さつきは介護施設に勤務。三上は、この施設で起こる問題をファシリテーションにより解決していく。問題は徐々に難しくなっていき、入居者である堤からの指導を受けながら成長をしていく。
16個のファシル技術を学ぶ。
アクションプラン
- 三つの「間」。「空間」「時間」「人間」の実践
- ホワイトボードをきちんと活用
- TALAの実践。TALAの高速回転 TELL(話かける)→ASK(質問を投げかける)→LISTEN(耳を傾ける)→ANLYZE(分析する)
感想
マンガでわかるシリーズは、マンガであることから読みやすいにもかかわらず、エッセンスを凝縮しているため、気づきも多い。
アクションプラン以外にも次のような気づきを得られた。
ファシル技術
①三つの間を掴め
②相手をしるべし
③アイスブレイクを図れ
④ファシリやすい場を創れ
⑤自己開示で相手の心を開け
⑥打開策は会話の中にある
⑦思考のアルゴリズムを意識せよ
⑧TALAを高速回転させよ
⑨探索型ファシリをマスターせよ
氷山の全体像を明らかにしていく
⑩質問は相手が答えやすく工夫せよ
⑪ホワイトボードを使いこなせ
⑫一極集中ではなく多極集中
⑬ファシジャックに注意せよ
⑭場を掴め
⑮事実と意見を見極めろ
⑯解は現場にあり
コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法
マンガでわかる 必ず伝わる!ロジカル会話術
#読書メモ
目的
最近の仕事は議論が多い。その中で自分の発言はきちんとロジカルかつ、相手に伝わる話し方になっているかを確認したい。あらたな気づきを得たい。
ハイライト
つまり、まとめると
↓↑
具体的には、例えば
「結理事結」=PREP
結論・理由・事例・結論
分けるは、分かる
納得=論理+感情「そもそも」と「あえて」
無知を恐れず、未知を楽しめ
アクションプラン
-
「そもそも」で構造的に考えていく
-
「あえて」の発見
-
無知を恐れず、未知を楽しむ
破天荒フェニックス オンデーズ再生物語
目的
再生物語を通じて、組織や社員の意識をどのように導いていったのかを知ることで、リーダーシップの気づきを得たい。
概要
筆者の田中修司氏は、メガネ市場であれば世界NO1になれる可能性があるとの想いから、破綻寸前のメガネチェーン店「オンデーズ」を30歳の時に買収。買収後は、あらゆる危機がオンデーズを襲うものの、財務担当の奥野さんなどの意思を持った仲間と共に難局を乗り越え、成長していく。人、組織が成長していくのに必要なことなど学びは多い1冊
気づき
愚痴や文句がこれだけ沢山でてくるっていうことは、ポジティブに捉えれば、少なくともまだ「オンデーズで働いていたい。だから良い方向に変わってほしい」という願いの裏返しだと思うんだよね。
- 何ごとも前向き、ポジティブに。ポジティブであるからこそ、様々なことに気づけるのである。ムスッとしていたり、ネガティブな人には相談すらしたくない。
- 二要因理論。愚痴などの不満から、いかに動機付け要因を発見するか。
「そう。いきなり『この会社を再生させるために、あと20億円の売上をあげましょう』って言われたって金額デカすぎて、皆んな思考停止になるだけだから、そんな言い方しても効果なんてない。20億円なんてきんがくをいきなり稼ぐための具体的なアイデアなんて浮かぶわけないだろう」「確かにそうですね。『今の時間、あともう1本だけ売れる方法を考えよう!』だったら、なんだか簡単にできそうな気がします」
- バックキャスティング。未来の目標から、「今私は何をするのか」まで落とし込み、アクションにつなげる。現在の積み重ねが未来を作る。
- 目標や、アクションを明確化することで、行動しやすく結果もすぐに分かる。ドーパミン効果が期待できる。
「そうか。わかったよ。全部理解できた。企業を健全に成長させていくために一番大事なことは、事業計画でも資金繰りでもなくて、まずは関わる人たちの目指すべき方向をちゃんと一つにすることだったということか。ハハハ。なんでそんな簡単なことに気がつかなかったんだろうな
僕は「任せる」ことと「ほったらかす」ことを完全に履き違えていただけだった
- ビジョンの明確化。みんなが共感できるビジョンを描くことで、ベクトルが同じ方向を向く。価値観は様々、しかし、ビジョンには共有。強い組織になるには、一人ひとりのWhy、目的などへのチャレンジが、ビジョン達成のための積み重ねであり、みんなを必要としていることをキチンと伝え、理解してもらうのが大切か。
- これをどう仕組化していくは課題。挑戦に失敗はない。あるのは成功か成長だ。
別の避難所にいる避難者名簿の中から、家族全員の名前が、私の目に飛び込んできてくれたのよ!家族の無事をこの目でね、確認することができたの。あなたたちのおかげで、私は家族に会えるのよ!明日になればすぐに会いに行くことができるのよ!
- 感動体験を共創。トキ消費。
- 感動体験をすることで、お客さま、働く人、双方の絆が強くなる。この体験を創っていくことができる、情熱のある人材をどう育成するか。そこはビジョンなのかな。あと、体験の共有と着火してく人材の広がりか。
オンデーズがお客さまに本当に売らなければいけないのは、安いメガネでもお洒落なメガネでもなく「メガネをかけて見えるようになった素晴らしい世界」だったのだ。
- 顧客提供価値。 では、地域金融機関の顧客提供価値とは。
- 安心、成長、未来、などなど、今ではなくワクワクする未来を描き、そのワクワクを実現するために共に進んでいく。
誇りとやりがいをもって仕事に専念できる環境がスタッフ皆んなのパフォーマンスを最大限に引き出していったのは間違いなかった。
- エンゲージメント。
- 着火できる人材が多く、色んなとこで化学反応が起きる。誇り、やりがいは小さな成功体験の連続により生まれる。ここでいう成功とは、お客さまと感動を共創すること。この楽しみを少しでも多く味わいたい。そう思える人材を多くなると強い組織になる
僕はそれを見て、仕事の苦しみは成長によって洗い流すしかないのだと実感した。
- チャレンジに失敗はない。あるのは成功か成長しかない。
- 何のためにチャレンジするのか。それは成長のため。例えば筋肉痛のように、痛みのあとに筋肉はつくのである。同じように、きついチャレンジや苦労があるからこそ、成長ができる。
「信用金庫の力 人をつながく、地域を守る」を読んで
「信用金庫の力 人をつなぐ、地域を守る」
著者 吉原 毅氏 岩波ブックレット№850
信用金庫の原点や存在意義を再認識。信用金庫の前身である協同組合のルーツは、1844年のイギリスにあった。国内では、二宮尊徳の教えなどからの報徳社。相互扶助の精神は、道徳や良識を基本的な理念にしていることからも、相互扶助を謳う信用金庫という形態の強みはそこにある。
著者は城南信金の理事長。著書に「城南信用金庫の脱原発宣言」がある。
「信用金庫人は、困った人を見ると、何とかして助けてあげたいと思う温かい心の持ち主です。そして、ない知恵を絞り、人と人をつないで見事に問題を解決し、困っていた人たちから感謝されます」
この一文に信用金庫の人柄が出ている。人のお役に立ち、その輪を広げていくことで、地域の発展に貢献する。人のお役に立つために知恵を出すことが自分自身の成長にもつながる。これが信用金庫の醍醐味である。
小原鐵五郎の言葉
「銀行に成り下がるな」
世のため、人のためにつくす社会貢献企業。公共的使命を持った金融機関。
「富士山の秀麗な姿には誰しも目を奪われるが、白雪に覆われた気高い頂は、大きく裾野を引いた線があってこそそびえる。日本の経済もそれと同じで、大企業を富士の頂きとしたら、それを支える中小企業の広大な裾野があってこそ成り立つ。その大切な中小企業を支援するのが信用金庫であり、その役割は大きく、使命は重い」
小原鐵学には、しっかりとした信念がある。時に易きに流れそうになることもあるが、信用金庫人としての良識で物事を判断していきたい。
そして、この良識を磨き続けていくためにも、不易流行とういう言葉にもあるとおり、過去を知って、明確なビジョンを描いてく。
信用金庫の3つのビジョン
「中小企業の育成発展」
「豊かな国民生活の実現」
「地域社会繁栄への奉仕」
ビジョンは今も変わっていない。手段は様々なものがあるが、目的=あるべき姿は同一である。
信用金庫の独自性を再認識できた。
「売れる数字 組織を動かすマーケティング」を読んで
「売れる数字 組織を動かすマーケティング」
著者 佐藤 義典氏 朝日出版社
ビジネスは全て数字で表現することができる。数字で表すからこそ策定した戦略・戦術のPDCAサイクルを回すことができる。戦略・戦術はトップラインに影響を与える指標を考え、実行していく。
佐藤氏の本はマーケティングを分かりやすく、かつ、深く書いていることから、いつも気づきを与えてくれる。
今回の気づきはまず
●一貫性
戦略と戦術に一貫性がなければ、その戦略は成功しない。本部と営業店間に一貫性がない問題がそれにあたる。事例として31アイスクリームが挙げられていた。店舗と本部が同じ目標を持つことで、一貫性が生まれる。
●戦略BASiCS
戦場・競合、独自資源、強み・差別化、顧客ターゲット、メッセージ
この5つの要素で戦略を検討。特に強みの部分では次の3つの差別化方法がある、
商品軸 手軽軸 密着軸
中小企業では密着軸が採用されやすい
●戦略指標
・戦略指標
組織全体で追いかければ、戦略が自動的に実行される数字
・勝利の方程式
戦略指標の向上が最終成果をもたらす成功プロセス
→ 戦略行動 顧客反応 直前成果
●売上5原則
売上=客数×客単価
客数(①新規顧客の獲得、②既存顧客の維持)
客単価(③購買頻度の向上、④購買点数の増加、⑤商品単価の向上)
●行動の制限
・戦略は「行動を制限」することにより、実行される
・最終成果を評価指標にすると、行動が制限されず、戦略が実行されない
・戦略指標は、行動を制限することで戦略を実行に落とし込む
まとめ
戦略・戦術は上下左右の一貫性が重要である。一貫性を持たせることで、組織全体が同じ方向に進むことができる。そして戦略は、トップラインに影響を与える直前を目標にすることで最終成果に現れる。もちろん目標は数値が必須である。そうでなければPDCAサイクルを回すことができないからである。金融機関にとってトップラインに影響を与える目標とな何かを考えていきたい。